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大樹院たいじゅいん

豊川インター/JR三河一宮駅エリア / 神社仏閣
大樹院
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伝統の地区祭り〝はんにゃさまの舞台″♪ 癒し♥〝NEW座禅会”

 みなさん、「はんにゃさま」を知っていますか。豊川市大木地区に昔から伝わる、大般若経の転読会に伴うお祭りのことです。地区にある曹洞宗の寺「大樹院」で毎年1月第2日曜日に開かれており、市の無形民俗文化財に指定されています。大木周辺の篠田、西原、足山田、長草、樽井の6つの村から、僧侶が大樹院に集まり、大般若経600巻の転読(経題や経の主要な部分を拾い読むこと)し、その年の家内安全や豊作などを祈願します。転読会の途中から、はっぴ姿の若衆らが読み終わったお経の一冊を持って自分の部落に戻り、家内安全を祈り、僧侶たちがお経を全部読み終わらないうちに大樹院まで戻ってくる儀式が行われます。また大樹院の隣にある大木会館では、同じ日、大根で作った男女の象徴「だいびき」が供えられるという個性的な行事も行われます。
 はんにゃはその昔、大樹院から約2.5㌔北西にある大木進雄神社内の神宮寺で、財賀寺の僧侶が導師となって行われていました。祭りは明治以降に大樹院に移されました。大樹院に隣接する倉庫には、大木進雄神社所有の大般若経とその収納箱、大木町内会所有の大木の伝馬免許状(ともに市指定有形文化財)が保管されています。


  

【ここがオススメ】座禅いかがですか?
 こんにちは。住職の小倉です。お寺を身近に感じていただこうと、最近、誰でも参加できる座禅会を始めました。堅苦しいものではなく、リラックスできる気持ちのいい座禅がモットー。足の悪い方も椅子に座って取り組んでいただけます。約1時間、座禅と読経で心を清めてみませんか。興味のある方は、まずは電話でお問い合わせくださいね。
 またお寺での演奏会も計画中。チェロ、ピアノ、しちりき(雅楽の管楽器)による、トリオ演奏で、チェロは私が担当します。お楽しみに!

【+STORY】
 大木の伝馬免許状(でんまめんきょじょう、市指定有形文化財)は、約400年前の慶長年間(1596~1615年)に、当時この地方の代官だった彦坂九兵衛光正が出した文書です。伝馬制度は、公用の書状や荷物を宿場ごとに人馬を交替してリレー方式で運ぶ制度のこと。東海道などの宿場制度として知られていますが、今の大木新町通は、信州往還とよばれた飯田に至る街道筋にあり、ここにも馬や飛脚を管理する問屋場が設置されていました。
 東海道以外の脇街道にも、伝馬制度が設けられたことを示す貴重な資料なのですね。
 ※現在、伝馬免許状の見学はできません。



【令和6年 お正月参拝情報】

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参拝:三が日は通常通りご参拝可能

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一宮砦跡を出て砥鹿神社に戻り、JR三河一宮駅方面へ進む。駅の北東の踏切を渡り、県道498号を南西にまがり200m行くと、左手に曹洞宗寺院の大樹院がある。この寺では、毎年1月第2日曜日に大般若経の転読会(はんにゃさま、市指定無形民俗文化財)が行われる。また寺に隣接する倉庫には、大木進雄神社所有の大般若経とその収納箱や大木町内会所有の大木の伝馬免許状(ともに市指定有形文化財)が保管されている。

 

大木の伝馬免許状  【市指定有形文化財】(見学できません)

400年前の慶長年間(15961615)に、当時この地方の代官であった彦坂九兵衛光正の出した文書である。今の大木新町通は、信州往還とよばれた飯田に至る街道筋にあり、問屋が設置されていた。東海道以外の脇街道にも、伝馬制度が設けられたことを示す貴重な資料である。

 豊川の歴史散歩より

詳細データ

名称 大樹院 (たいじゅいん)
所在地 愛知県豊川市大木新町通2-12
電話番号 0533-93-4220
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