豊川市観光協会HOMEへ
御津山車座会議

 

御津山から見える御津歴史街道  第1回御津山車座会議    ⇒ 第2回御津山車座会議

 

はじめに

 御津山に登り見晴らす景色は、遠く望む本宮山と石巻山から広がる三河平野を一望に、御津の海は光り輝き、後ろに控える山々には豊かな自然があふれます。
  歴史の書を紐解けば、そこには太古より引き継がれた人々の営みがあり、あまたの物語があります。御津山の麓を流れる御津川を上流にたどると、点在する神社仏閣や縄文・弥生古墳群がその歴史を語りかけてきます。
  かつての豊川市域には無かった魅力が多数存在するこの御津地区は、豊川市域唯一の海のある地域であり、豊かな海から暮らしが生まれ、北西部に広がる山々が豊かな自然を育みます。そんな豊な地だからこそ、縄文時代から人々の暮らしが根付き、歴史の交差点としてさまざまな物語を刻む地域でもあったのでしょう。

 豊川市の持続的な発展を観光の側面から支援する豊川観光協会は、行政の枠にとらわれない自由な発想の中から、「とよかわ観光まちづくりビジョン」を策定し、来訪者一人ひとりが自分物語をつくれるまち「マイストーリータウン とよかわ」の創出をめざした新しい運動方針を導入し、周辺地域の観光資源を融合し豊川市全体の活性化を行ってまいりました。
 本事業は、御津地区のシンボル的な存在であり、日々の暮らしの中にしっかりと根を張った文化遺産である御津山、そして御津川沿いに点在する神社仏閣群ならびに縄文・弥生古墳群を包括して「御津山千年古道」と総称し、この観光資源の原石を御津町のみなさんと、愛知県立御津高等学校地歴部の皆さんとで磨き上げ、このまちを訪れる方々へのマイストーリータウンづくりの機会と考え企画いたしました。今日ここに集った皆さんと共に、御津の未来を車座になって考えてまいりましょう。

1.御津山・大恩寺のおはなし

 1) 歴史

 大恩寺は正式名を御津山浄土真院大恩寺といい、寺伝によれば、敏達(びたつ)天皇の時代に百済の僧恵灌(えかん)により創建されました。
 はじめは新宮山にあって浄光院と称しました。室町時代には廃絶に近い状態でしたが、下総国(しもうさのくに)弘経寺(くぎょうじ)の僧了暁(りょうぎょう)が新宮山大運寺として浄土宗の寺となりました。
 その後、了暁の弟子勢誉(せいよ)は、徳川氏の菩提寺である岡崎大樹寺(だいじゅじ)を開いたことから、松平氏の保護を受け、松平親忠(ちかただ)が現在の地へ移しました。
 さらに、家康の父松平広忠(ひろただ)のとき、徳川家に大恩ある寺として、御津山浄土真院大恩寺と改名しました。
 牛久保牧野家の菩提所としても栄え、域内には徳川・牧野・戸田・岩瀬・菅沼・旗本・柴田等の墓もあり、由緒の深さを物語っています。
  寺領の大恩寺山(御津山)は150本の桜が植えられ、山頂にある高さ13メートルのパノラマ展望台からは、三河湾の素晴らしい景色が一望できます。

 2) 文化財

 ◇ 重要文化財

  ・絹本著色王宮曼荼羅図

 ◇ 愛知県指定文化財

  ・山門

 寛文12年(1672)大垣城主戸田采女正が建立しました。
 戸田氏の室は牧野氏の娘ですので、牧野氏菩提寺たる当寺に寄進したものとみられて
 います。かなり規模も大きく、地方の山門建築として代表的な遺構です。
 ・蓮の図 ・阿弥陀廿五菩薩来迎図 ・木造阿弥陀如来坐像

 ◇大恩寺所蔵品

  ・四重禁(文明19年)・紫衣の綸旨(明応2年)・勅願所の綸旨(明応8年)      

  ・今川義元安堵状(弘治2年)・今川氏真安堵状(永禄3年)

  ・延命権兵衛塩浜寄進状(永禄6年)・家康書状(天正2年)

  ・山形三郎右兵衛尉高札(元亀4年) ・牧野忠成書状(寛永14年)・家康木像
  ・了暁上人木像 ・牧野一族墓石等

 

2.広石・豊沢地区の碑文、建造物を訪ねて

 ◇愛知県立御津高等学校の紹介

 

 ◇本校・地理歴史部(芸術歴史部ー地理研)の紹介

 


 ◇広石・豊沢地区(学校周辺)ー碑文・建造物を中心にして

 ポイントを巡りのワークシートを用いて、「御津高校周辺の案内」をしていきます。
 これは、御津町・広石・豊沢地区を碑文と建造物から探っていこうとするものです。
 

3.御津山千年古道観光開発計画

 宮路山と御堂山(蒲郡市)が成す二条の尾根筋の間を流れる御津川。その御津川が大きく向きを変えるところにたたずむ御津山。そのふもとには御津神社があり、頂には大恩寺が古くから地域の信仰のシンボルとして存在してまいりました。御津川をさかのぼると、その上流まで川沿いには大小の神社仏閣が20余点在し、さらには縄文期、弥生期の古墳も随所に確認されていて、人々の営みが堆積した千年古道でもあります。
 このような集積は、日常に接する地域住民の方々には当たり前のように思える場でもありますが、この地域の地理上の形状や遺跡、神社仏閣群の構成はストーリーとしても魅力的な存在であり良質な観光資源であると思えます。
 御津地区においては、これら既存の観光資源を顕在化し育成していく方法として、御津山をパワースポット(地場のエネルギーにより、健康、開運等をもたらす地。スピリチュアルやヒーリングの話題に敏感な女性に人気で、その影響力の裾野は広い)として確立すること、そして御津山から御津川伝いに上り熊野神社、仲仙寺に続く神社仏閣群そして縄文、弥生の古墳群を千年古道と称し観光ルート開発することを基本方針に活動を展開し、JR愛知御津駅からの導線、そして御津山を基点とした千年古道を誘引資源として地域の賑わいを継続して作り上げる仕組みにすることを目的といたします。

古道開発計画

《観光推進事業》

・御津山をパワースポットとして発信

・御津川沿線の神社仏閣群、
 古墳群の観光街道化 ⇒
 “千年古道"として発信

 

《観光拠点開発》

・御津山パワースポットストーリーの構築

・御津川沿線の神社仏閣群、
 古墳群の調査及び関連性の整備

・推奨散策ルートの策定及び整備

 

《観光発信事業》

・JRさわやかウォーキング、
 名鉄ハイキングルート化実現

・御津町商工会「夢屋」事業との連携

・メディアによる発信

・HP活用

 

 

 

 

 

4.御津山千年古道構築のためのプランニング

 本事業を実現するにあたり、以下の調査・研究を実施する。
テーマ1.御津川沿線の神社仏閣調査
・神社仏閣群の系譜、連関、位置関係を整備する。
・神社仏閣群の標識、碑、解説立て看板、沿道の道標等調査の実施。
・それぞれの祭礼をタイムテーブル化する。
・この地域の特徴を整理し、ストーリーを構築する。

テーマ2.御津川沿線の古墳群調査
・古墳群の年代、目的、連関の整備をする。
・古墳群の標識、碑、解説立て看板、沿道の道標等調査の実施。
・この地域の特徴を整理し、ストーリーを構築する。

テーマ3.御津山周辺のパワースポット検証調査
・御津山周辺の風水的な視点からの地形的検証を行う。
・御津神社、大恩寺の系譜及びその性格を調査する。
・パワースポットとしての方向性を明確にし、ストーリーを組み立てる。
・道標、解説看板の整備を提案を行う。
・テスト事業としてメディアへ発信を実施し、その反応を考察する。

テーマ4.JR愛知御津駅を起点としたモデルルート、モデルパターンの立案
・JR愛知御津駅を起点としたモデルルート(目的別、季節別)を検討する。
・JRさわやかウォーキングコースへの提案を行う。
 2014 10/26(日)ウォーキング開催
 JR東海 コースマップ:三河湾一望の御津山・大恩寺と「みとふれあいまつり」散策

テーマ5.御津町商工会観光事業としての構築
・御津町商工会事業化の検討提案。
・夢屋事業との連携を含む、地域活性化の手法として活用検討を行う。


 本事業は単年度の事業で完結できる性格のものではなく、継続性をもって地域の認知度が高まり、地域の支援や協力があってはじめて実現するものと考えます。また、その継続においては、地域振興を目的とする組織が主体的になって推進することが望ましく、御津町商工会の事業としての取り組みを切に期待する次第であります。

前ページ 車座会議 へ戻る

 


豊川市観光協会ホームページへセミナー御津車座
Copyright (C)2010 豊川市観光協会 All rights reserved.